農林水産省はじゃがいもを食べる時は
芽を根元も含め完全に除去するよう
呼びかけています。
芽や芽の根元にソラニンとチャコニンが
たっぷり含まれているためです。
これらは天然毒素です。
たくさん食べると食中毒になるリスクがあります。
どんなに短い芽であっても
除去するようにしましょう。
じゃがいもの芽を除去すれば食べられる
という話を聞くけど
あまりにも伸びすぎだと
戸惑ってしまいますよね。
以前冷蔵庫の奥で芽がいくつも出て
しかも長いのを見て引いてしまいました(^^;)
芽と芽の根元を完全に除去すれば
食べても良いのです。
しかし古すぎるじゃがいもは
正直しなしなで美味しくありません。
じゃがいもそのものが腐っていて
それで食中毒になることもあります。
じゃがいもの賞味期限の目安は常温で2ヶ月。
冷蔵庫の野菜室で1ヶ月とされています。
この目安を基準にして食べるか処分するかを
判断するのがおすすめです。
じゃがいもの芽はどこまでなら除去して食べられるのか?
じゃがいもの芽が長く伸びていても
腐っていなければ
芽と芽の根元を完全に除去することで
食べることができます。
芽と芽の根元に含まれる
ソラニンとチャコニンは
緑色っぽくなっている部分にも含まれています。
緑色の部分も必ず除去するようにしましょう。
じゃがいもの芽は
こんな方法で取り除くことができます。
【包丁】
柄に近い部分の刃を使うのがコツです。
芽に刃をあてじゃがいもを回しながら除去します。
芽と芽の根元を掘る感覚で行いましょう。
【ピーラー】
じゃがいもの芽取りがついた
ピーラーがあることをご存じですか?
出っ張った輪っかのようなものがついていたら
それが芽取り器です。
ただし全てのピーラーに
ついているというわけではありません。
輪っか部分を芽に押しあて
芽と根元をしっかり取り除きましょう。
小さく先が細いスプーンで
代用することもできます。
【芽取り器】
じゃがいもの芽を取ることだけに特化した
芽取り器も販売されています。
便利グッズを扱うショップや
ネットショップなどで
購入することができます。
じゃがいもの芽を食べたときにでる症状と対処法!
じゃがいもの芽や芽の根元や緑色の部分には
ソラニンとチャコニンが含まれています。
天然の毒素で加熱しても分解されません。
特にじゃがいもの芽に多く含まれています。
ソラニンとチャコニンを食べたことで起きる
主な症状についてまとめましたので
ご覧ください。
・嘔吐
・吐き気
・下痢
・腹痛
・めまい
・頭痛
・虚脱
・眠気
じゃがいもの芽を食べることで
上記のような食中毒の症状が
出ることがあります。
もちろんじゃがいもの芽を食べても
何も起きないこともあります。
私自身何度も食べたことがありますが
何も変わりはありませんでした。
症状が出ないのであれば
特に何かすることはなく
様子をみましょう。
症状が出た場合は病院受診をおすすめします。
さいごに
今回は天然毒素を含む
じゃがいもの芽をテーマに
ご紹介しました。
芽が長い方が食中毒のリスクが高まる
というわけではありません。
しっかり除去すれば食べることができます。
じゃがいもの芽や芽の根元、
緑色の部分は完全に取り除くことで
食中毒を防ぐことができます。
実際にじゃがいもによる食中毒は
数多く発生していて
国や自治体もホームページで
注意喚起をしています。
小学校などでも
じゃがいもによる集団食中毒が
発生しています。
万が一食べた時は
症状が出ない場合は
特に病院を受診する必要はありません。
症状が出た時は自己判断はせずに
病院受診をおすすめします。
最後までお読みいただき
ありがとうございました。