義務教育制度は日本では
1872年の明治時代に始まりました。
この年に学制が公布され、
小学校から大学までの
教育制度が確立しています。
世界で初めて義務教育制度が始まったのが
1806年と言われています。
フランスとの戦争に敗れたプロイセンが
現在の義務教育制度につながるものを
策定したとされます。
ですので日本は早い方だと言えますね。
さて日本では小学校と中学校の9年間が
義務教育にあたります。
当たり前のように思っていた
9年間の義務教育も
実は国によって異なります。
義務教育の年数が長い国では13年間。
短い国は4年しか
義務教育の年数がありません。
義務教育を見ると
その国の事情を垣間見ることができます(‘ω’)
義務教育はいつまでなの?各国の事情!
義務教育は小学校の6年間と中学校の3年間の
合計9年間。
当たり前のように考えていた義務教育の
年数です。
しかし実は世界共通ではありません(‘ω’)
小学校の年数が4年間の国もあれば、
9年間の国もあります。
文部科学省が出している
義務教育年数のデータをご覧ください。
■義務教育年数13年
ドイツ、ベルギー、オランダなど
■義務教育年数12年
ニュージーランド、ブルネイ、トルコなど
■義務教育年数11年
イギリス、ノルウェー、ロシアなど
■義務教育年数10年
フランス、イタリア、デンマークなど
■義務教育年数9年
日本、フィンランド、タイ、
トルコ、中国、韓国など
■義務教育年数8年
モンゴル、インド、ガーナ、ブラジルなど
■義務教育年数7年
タンザニア、ジンバブエ、ザンビアなど
■義務教育年数6年
エチオピア、カタール、
カンボジア、シンガポールなど
■義務教育年数5年
パキスタン、ネパール、ベトナムなど
■義務教育年数4年
アンゴラ
義務教育の年数が4年間の国は
アンゴラのみです。
義務教育の年数が9年間というのは
けっこう長いなと思っていました。
しかし文部科学省のデータを見ると
そうでもないことが分かります。
9年間というのはごく平均的な年数ですね。
あれっ、アメリカがないんじゃない?と
思われた方も多いと思います。
アメリカは州によって
義務教育が始まる年齢や、
義務教育が終わる年齢も異なります。
このように教育は世界共通のものではなく、
国によって違うのだということが分かります。
義務教育制度はいつから始まった?日本は早い方?
ところで義務教育制度は
いつから世界で始まったのでしょうか?
義務教育が始まった年数に関しても
世界共通ではありません。
国により様々です。
日本で義務教育制度が始まったのは
学制が公布された1872年です。
1872年は明治時代にあたります。
明治時代は民間での教育運動が盛んになり、
女子に対する教育も普及された時期です。
学制の公布により、
現在の小学校から大学までの
教育制度が確立されています。
義務教育制度が世界で初めて制定されたのは
1806年です。
戦争でフランスに敗れたプロイセンが制定した
とされています。
プロイセンの教育のあり方がアメリカなど
様々な国に影響を与えました。
日本は世界で初めて
義務教育制度が始まってから
約70年後に義務教育を取り入れています。
ですので世界的に見ると早い方だと
言えますね。
さいごに
いかがでしたか?
義務教育制度の年数は
国によって異なります。
日本の9年という年数は
世界的に見ると平均的です。
義務教育が始まったのは
世界に見ると早い方だと言えます。
最後までお読みいただき
ありがとうございました。